健康診断に行った結果と更年期のひとり言
子宮筋腫を手術で撲滅したその後、「甲状腺がおかしいんじゃなかろうか」「やばいこれって膠原病かも？」と思いたくなる症状が続いたので、いろんな病院のいろんな科で採血して検査する日が続いた。でも不安に思っている症状はすべて異常なしでした。ああ更年期ってこんな感じで進んでいくのね・・と、未だかつて見た事ない検査項目が並ぶ血液検査の結果票を握りしめてメソメソしてたけど、2年ほど「健康診断」というベーシックな検査をしていないという事に気が付いた。更に「これから年に一回検査してね」と言われていた胃カメラもスルーしていた。あれ？子宮筋腫を撲滅したら定期検診を欠かさずにおこなうと誓わなかった？
2年前は知らない間にヘリコバクターピロリに胃を乗っ取られ、どのあたりか覚えていないけど「ここんとこ少し萎縮してますよ」と言われていたのだった。大腸検査はとりあえず便潜血検査でお茶を濁すとしても胃カメラはなー・・受けておかないと。
2年前と同じ「どこよりも安全・苦痛なし・高い医療水準と設備が魅力」を掲げている胃腸科医院に予約をし、意気揚々と出かけました。もう胃カメラなんかこわくない。鎮静剤のお陰で、私のハイスペックな嘔吐反射は二度と日の目を見る事はあるまい。病院に到着し「おはようございます♡」と、2年前とはまるで別人のような笑みを浮かべながら受付へ。するとどうでしょう。2年前には問われなかった事を問われた。
今日クルマで来ました？
ええ来ました。自分で運転してここまで来ました。それがどうかしましたか？移動手段は公共交通機関より自家用車が主流の田舎ですよ。愚問すぎるくらいの愚問。どうした看護師さん。
血の気が引く音が聞こえた。「効き具合を見ながらイチバン最低の量から入れていきますねー」と最低量からと言った2年前の対応はどこへ行った・・・。2年前は最低量でバタンキューだったから今回もバタンキューの可能性が高いけど、追い鎮静剤ができないとなると恐怖で効くものも効かなさそう。聞けば病院の方針が変わり、運転してきた人には追い鎮痛剤はしないとの事。そんなぁ（泣く）と思ったけど、もう後には引けない。看護師さんに慰められながら胸部レントゲンを撮り、その足で検査室へぶち込まれた。来年は「バスで来ました」って言おう。そう心に誓いながら最低量の鎮静剤で夢の中。結果効いたからよかったけど、かなりのドキドキ感。健康を維持するって変なところで大変。
2019年の私vs2021年の私
身長：2㎝伸びてる
体重：6㎏減ってる
腹囲：7㎝減ってる
血圧：119/65 ⇒ 102/60
中性脂肪：117 ⇒ 107
HDLコレステロール：67 ⇒ 78
LDLコレステロール：168 ⇒ 156
GOT：22 ⇒ 30
GPT：25 ⇒ 30
γ-GTP：26 ⇒ 31
空腹時血糖：101 ⇒ 89
HbA1c：5.7 ⇒ 5.5
赤血球数：444 ⇒ 472
ヘモグロビン：7.6 ⇒ 13.8
ヘマトクリット：27.8 ⇒ 42.3
そして胃カメラ異常なし
今年からコレステロールの薬を飲めと言い渡されるかなぁと、半ば腹をくくって行ったけど「まだ飲まなくてよい」と言われた。結果判定に「資質に異常が認められます」と記入されていたので、てっきり飲めと言われると思ったらまさかのセーフ。そんなものなのかしら。50を超えたオンナの悪玉コレステロールに甘すぎやしないかしら？少し前から毎朝バタートーストを貪り食っている私としては、薬を飲みながら心穏やかにバタートーストを食したかった。
ぼんやりとギリギリのところで健康みたいな感じに仕上がっている。はっきりと不健康の烙印押されたほうが、気が引き締まるというもの。私はとても自分勝手な生き物です。本当はこの検診で「かかりつけ医」ができるはずとウキウキしていたのですよ。下がらない、むしろ上がっていく悪玉コレステロールは薬で治めようと考えていた。それがまさかの「まだ飲まなくていい」宣告。でも年のせいだろうか・・若干身近に医者をはべらせたい欲望が出てくるようになった。いつまでも医者いらずな身体でいる事のほうが正解なんだろうけど守ってもらいたーい！もうプロフェッショナルな人たちに丸投げしたい50代。みなさんは如何かしらね。
まあ納得がいかないにせよ「異常ではない」と言われたのなら従うまで。ただ問われてもいない自覚症状欄に「なし」の文字が印字されているのは少々腹立たしい。疲労感やら倦怠感やら、その他いろいろ認めてもらえない自覚症状はいっぱいあるのよ。悩ましい50代なんだから。
医者にも解決できない（相手にされにくい）事柄からここ最近次々と襲われている。もちろん医学の領域で判断すると「異常ではない」「大事に至らなくてよかったと思え」「更年期じゃんそれって」のカテゴリにしか入らないと思われるからフォロー（治療）されないのだろうけど、このタイミングで至れり尽くせりしてくれると、先の人生が穏やかに過ごせるようになるんじゃなかろうかとひとり寂しく思ってみたりする。未病とか不定愁訴のうちにガンガンに潰しておけば大病しない気がするなぁ。そうメソメソと思っている真っ只中でだらだらと今日も微熱は続く。
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