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10月, 2020の投稿を表示しています

10月は”更年期症状に悩める月間”で終わる

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【私の更年期症状年表】 寝汗 (ピークは47歳頃) ↓ 激痛を伴う肩こり (49歳) ↓ 元々鳴っていた耳鳴りが悪化 ドライマウス めまい 五十肩 手首の痛み 毛髪と皮膚の異常な乾燥 全身の痒み (すべて2020年7月に出現) ↓ ばね指(左手小指) 両手のこわばり (起床時) (2020年8月出現) ↓ 左手豆状骨部分に腫れ 両手両足の腫れ(常時ではない) 37度の微熱(たまに) 手の甲と足の指に痛み(常時ではない) このところ、 更年期からくるものだと思われる手足の痛みと腫れで悶々 としております。なんで年を重ねていくに連れ、ヘヴィメタルな感じで体力と気力をすり減らさなけらばならないのでしょうか。 若かりし頃の脳内。まだ「更年期」が「こーねんき」という中年の人のための響きでしかなかった頃、白髪と老眼だけが「こーねんき」だと思っていました。そこから「こーねんき」を「更年期」と漢字で書けるようになったタイミングで、 オンナが年を取るという事は何だかいろいろヤバそうだぞ ・・とわかり始めてきたんです。 この更年期の正体を目の当たりにするのは、まず家族(主に母親)の体調変化で体験する事が多いと思われます。ですが私は母が更年期障害に悩まされるところを見た事がなかったので、更年期と漢字で書けるまでには成長したけど、実際に更年期症状や更年期障害なるものがどんなモンかを事前確認できる機会がなかったんです。 だってうちの母には更年期がなかったの・・・ ちがうか。「更年期症状がでなかった」が正解ですね。本人も「100パーなかった」というくらいに更年期を快適に過ごしていたらしいので、娘の私は 母の症状で更年期障害という悩ましいヤツを疑似体験したり学習する事ができませんでした 。なので、白髪が増えたり老眼になったりする事や、しわやたるみが出てきたりする事を「更年期症状」と捉え違いをして大きくなってしまっていたんです。 今、それが大いなる間違いだという事を全身全霊で感じています・・ 子宮筋腫の手術をする時に「卵巣も摘出するのでもしかしたら更年期障害がドバっとね・・」みたいな話を婦人科の先生から聞かされていたのですが、更年期症状が一切出なかった母親のDNAに期待していた私は変な自信で満ち溢れてました。それはそれはものすごーく甘い考えで手術に挑みました。私は母の子。更年期障害にまみれる事はな

いざ早朝大腸カメラ決行の時

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 2020年1月 結果から言うと 他人さまより長い腸を持っていた 指摘されたのは唯一それだけ これで子宮筋腫に集中できる どういう理由で辿りついたにせよ、これからの自分の年齢と身体には大腸検査は大切だという事を実感しました。子宮筋腫ができた事については予想外かつちょっとだけ凹みましたが、自分の身体を労わる意識付けを私にさせるために出来たんだと考えれば、それなりに感謝の意を表さなければいけないかなー、、と思っています。 ありがとう子宮筋腫 さて早朝の大腸カメラ待合室。メンズナースが嬉々として私を検査室に誘おうとしている。これがデートだったなら・・・これが食事の誘いなら・・・ウキウキしながらついていくけど、行き着く先は検査室。そして検査着。お尻の穴からカメラを挿入するので、お尻部分が「カパッ」と開くように出来ているズボンをはいてます。そんないで立ちの私を誘うメンズナース。 「オッケー!検査できます」と言われても、まだお腹グルグル言ってるんですけどー。トイレに行きたいんですけどーとダダをこねたら一度は許してもらえた。準備があるから検査台にさっさと乗るように指示されたけど、まだちょっと不安なお腹のグルグル。 胃カメラと違って、大腸検査ではステンレスの検査台に乗せられるんですよ。身体、冷えるんですけど。人体というものは冷えるとトイレに行きたくなるんですよ。習いませんでした?看護学校で。そしてやっぱり冷たいステンレスのせいでまたトイレに駆け込みたくなる。ほらね。思った通り。だから伝えた。トイレに行きたいと。 ダメです 行かなくていいです イカナクテイイデス?? 鎮静剤を打ったらトイレに行きたい気持ちは消えます。カメラが入ったら出なくなります。そう淡々と答えながら、注射針を刺す箇所を探すメンズナース。ヒステリックに叫びたい「お前は俺じゃないだろう」と・・・。でも叫ばなくてよかった。メンズナースが言う通り、鎮静剤が身体の中を駆け巡ったらその気が失せた。 「わー!ふわふわしてるぅ♡」と横たわっていたら、背後に人の気配。先生とメンズナースの視線。嗚呼・・キミも私のおしりを直にみるんだね・・・・・。そう思うとふわふわ感が少し薄れた。覚醒力の高いメンズナースの存在感。 早く検査を始めて終わらせて・・・・ じゃあ始めまーす!の掛け声とともにモニターに映しだされた私のおしりの穴。メンズナース同

大腸カメラは衝撃のメンズナースで始まる

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 2020年1月 新しい年の初めに検査 人生初の大腸カメラ検査 しかも早朝 子宮筋腫を何とかしなくちゃだから 避けて通ることができないんです 他からの出血の可能性を探る大事な検査 お願いだから胃の検査の時みたいに 余分な何かが見つかりませんように 下剤の効果が強すぎたのか私の腸がお利口さんだったのか・・。 11:10p.m. 11:20p.m. 11:35p.m. 00:00a.m. 00:20a.m. 04:20a.m. 05:10a.m. 上記のタイミングでトイレに駆け込み用を足す。ええ寝てませんとも。明け方に少しだけウトウトしましたけど、ほぼ睡眠時間ゼロ。液体タイプと粉末タイプの下剤のW使いで腸も空っぽ、私の気持ちも空っぽ。前日にやる事リストを読み間違えて「夕食にうどんとかそうめんとか・・」を「昼食と夕食はうどんかそうめんを・・」と指示が出されていると思い込んだために、昼と夜のメニューをうどんにしてしまったんですよ。そのお陰でスムーズすぎる排泄に見舞われたみたいです。 Wの下剤でヘロヘロに仕立て上げられた私。どうせ外まだ暗いし。闇に紛れて病院へ行くわけだし。どうせ検査着に着替えるはずだし。どうせ誰にも会わないし・・と、カジュアルすぎる服装で出かけてしまいました。帰る頃には夜が明けていて、太陽の光が降り注ぐ中「 街中の機能が活発になっている時間に帰宅しなければならない」 ことに気付いていなかった。 そんないで立ちでも、お腹が空くとコンビニに立ち寄る度胸が湧き出る50代。検査が終わって家に帰る途中、セブンイレブンで中華まんを買いました。 中華まんは偉大です 私の胃と腸を託した病院は「腸を完全に空っぽにする準備時間は 個室 でお過ごしください」と安心&リラックスを提供してくれる病院でした。 冷暖房完備・シャワートイレ付・TV付の3拍子揃った完璧な個室 。それで大腸検査は4か月待ちなのかー・・と納得。「 大きな病院は老若男女混合の団体戦でトイレも争奪戦 」と友人から聞いたことがあった。早朝検査だからといって泣き言を言っている場合ではない。このお姫さま待遇で大腸検査ができる事。早朝でしくじったという気持ちは撤回します。 さて2.0リットルの下剤。舌痛症の私には、この「スポーツドリンク的テイストだけどちょっと違う」的な下剤の味と濃さがちょっとツラ過ぎた。私が舌痛症を患って

若干しくじった予約の入れ方をしてしまった大腸カメラ

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 2019年12月 胃カメラ検査を受けた日に 大腸カメラの予約を取る 子宮筋腫の手術があるから なるべく早く検査したくて 最短で受けられる日程だけに フォーカスしすぎて 若干しくじった50代 人生初の大腸カメラ。健康診断でやった便潜血の結果は木っ端みじんでなきものに・・。便潜血で異常なしと言われても、それでは不十分だと虹の柄の靴下先生から告げられてしまう。ちゃんとカメラで大腸の中をの覗いて欲しいと懇願されました。 胃の検査と同じく腸の検査も同じ病院で診てもらう事にしたのだけれど、大腸カメラは胃カメラの予約と違い 4か月待ち 。それはいくら何でも先過ぎる。今の課題は「子宮筋腫を何とかしなきゃ」であって、長年目を逸らしていた「腸の健康状態の確認」ではないんです。今12月。4か月先だと桜が満開になってお花見ができてしまう。さてどうしよう。他の病院に聞いてみるかな・・と考えていたら、看護師さんが私の心の声を聴いていたかのように囁いてきた。 来月(2020年1月初旬)に入ってすぐ 検査を受けることができますよ え?♡VIP待遇?もしくは2.5倍増しくらいの検査料を払えって事かしら?もしかして裏大腸検査??ときゃぴきゃぴしていたら、こそこそっと耳打ちしてきた。「実は早朝にも予約が入れられる時間枠があって・・・朝の6時の枠にご案内できますけどいかがですか?お急ぎなんですよね?腸の結果も必要なんですよね?この早朝枠なら、1か月も待たずに腸の検査ができますけど・・」ときたもんだ。 「あさ」ではない「 はやいあさ 」 うーん・・・・大腸カメラの検査は人生初。大腸カメラの事でわかっているのは「下剤を飲んでおしりの穴からファイバースコープを突っ込む」というザックリした事のみ。詳細をよくつかめていない人生初の検査を早朝にしてよいものか・・。でもやっぱりどう考えても4か月先の正規ルートの予約は先過ぎるんですよ。早く子宮筋腫の手術を終わらせたい。 そんな私の心の声をまた盗聴したかのように 悪魔 看護師さんが囁いた。 便の出方にもよりますけど、早朝検査の場合、早い人は10時くらいにお会計して帰宅できる方もいるんですよ。朝は早いですけど、時間が有効に使えるので慣れてる人は早朝枠を選ぶ人も多いです。お昼からの検査だと1日仕事になりますからねー。おすすめですけどねー、早朝検査。 来月に検査ができて、午後

50代のクリスマスプレゼントは検査結果【子宮筋腫の検査⑥】

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 2019年12月 ケーキにもチキンにも目をくれず 私は子宮筋腫の全容解明のため 病院へ向かった 世の中ジングルベルで浮かれていた そして帰りに立ち寄った 院内のコンビニも クリスマスに浮かれていた そんなある日の話です 正直なところ、MRI検査をする少し前に「経過観察でもいいですよ」と言い渡されたとしても「切る」とココロ決めてました。見ず知らずの人達のブログでの体験談から察するに、「小さくなぁれ」と願いながら大きな子宮筋腫を抱えたまんまで更年期をやり過ごすのはいささかナンセンスとみた。切ろう。切ってしまえ。私の母親も姉も子宮筋腫ホルダーです(でした)が閉経後に消え去ったという過去を持っております。が、その大きさ3センチ×1個。「閉経したらなくなるんじゃない?」と言ってくるかと思いきや、私のお腹の中にある子宮筋腫達の様子を伝えると、ふたりとも「切ってしまえ」と速攻で背中を押してくれました。 言われなくても切りますよ。最終的には自分で判断しましたが、ネットの世界の子宮筋腫センパイ方の体験談を参考にしっかりとお勉強しましたので。やっぱり体験した人たちの様子はわかり易くて心強い。勿論決してよそ様の体験談だけで「じゃあアタシも♪」と右へ倣えしたわけではありませんが、淡々と情報だけを伝えてくれた病院のHPなどよりもはるかに納得できました。私の場合、手術を決行するには家庭の事情や体力気力等考慮すると今がベスト。なので、虹の柄の靴下先生が「それは困ります!逃げ切るんですよ閉経まで!」と診断下してきた場合は断固として戦います。ええ、勝つ自信は大ありです。 そして診察室へ。 呼吸困難になりながら頑張って撮ったMRIの画像はスパンスパンと私の身体を縦切りにしてくれており、その画像はわけわからない超音波画像とは違い「確実に人体」と素人目にもわかる画像に仕上げてくれておりました。 虹の柄の靴下先生は、画像の中に写っている ポコポコと見える丸いやつ を「子宮筋腫です」とまず紹介してくれた。子宮の内側にも外側にもあちらこちらにできている。というかできまくっている。「沢山ある」と言い表しながらの説明だったので、じゃあ具体的に何個なんですか?と問いかけたら、「 いっぱいってことです 」と小学校2年生レベルの表現で回答してきました。できれば医者としてカウントして欲しいんですけど・・・。 検査で調べな

MRIに吸い込まれる【子宮筋腫の検査⑤】

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まずはコチラをご覧あれ (3話完結なもんで) 子宮筋腫の検査③ 子宮筋腫の検査④  2019年12月のある日 いよいよ私の運命を決める 磁気共鳴画像を撮影する時が来ました 「 お腹が動くと画像がきれいに映らないんで 」というこの検査技師の言葉が、後々私にとんでもない結果をもたらすことになってしまいました。MRIのように途中ストップするのが激的に難しい検査においては、しっかりと自分の意思(状態)を伝えられるタイミングで伝えておかないと後々とんでもない事態に見舞われます。 背中のあたりで検査着がシワになってゴロゴロしてるとか・・鼻の頭が痒いとか・・頭の位置がなんとなく違うとか・・ 「そんなこと言っては検査の準備の妨げになるかな」や「そんな些細な事でピーピー言うなよ」と思われたらどうしようとか「これくらい我慢できるから大丈夫かな」などと考えたらアウトです。 MRI検査の時の「 たかだかこのくらい 」の感じを放っておくのは危険です。しっかりと「よし大丈夫」といえるくらいに解決しておかないと泣きをみます。たとえ閉所恐怖症でなくても狭い空間で身動き一つできない状態にされるという事はかなりのプレッシャー。現に私は閉所恐怖症でも何でもなくどちらかと言えば広い空間のほうが落ち着かないタイプなのですが、「たかだかこのくらい」を完璧に解消せずにMRIに吸い込まれてしまったので 呼吸の仕方がわからなくなりました 。単純明快な「吸って・吐いて」ができなくなった。ああ怖い。 子宮筋腫がどうなっているかの画像撮影ですので骨盤周りを固定します。極力腹部が動かないように幅のあるベルトで締められ、たしか板みたいなのも乗せられたかなー・・・。とにかく、呼吸で腹部が上下に動かないように鉄壁な対策を取られるんですね。 そして本番。グイーンと装置に吸い込まれる。SFっぽーい♪とか思えたのは一瞬だけ。けたたましい金属音が鳴り出しました。防音のために耳栓をしていますが、それでもグイグイと耳に入って来るんですよ音が。 ゼネコンが手掛ける工事現場ランクの音 宇宙船の中で緊急事態が発生した時の音 うちのワンちゃんが胃液をリバースする時の声 ガガガガガガガッッッ ドンドンドンドン ファンファン ビービービービー うぇっ ぉうげぇぇ ぐぉぅう 注:聞こえ方には個人差があります もう♡と一瞬吹き出しそうになったうちのワンちゃ

たのむトイレに行かせてくれ【子宮筋腫の検査④】

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④を読む前に前にまずは③から (3話完結でございます)  2019年10月(健康診断) ↓ 2019年11月(精密検査) ↓ 2019年12月(胃内視鏡検査) ↓ 2019年12月(MRI検査) 今日はこのMRI検査の話 本日は「 病態:子宮腫瘍 」と言われている私の身体を磁気共鳴画像診断装置でどうなってるかを確認する検査の日。経腟超音波で「大きいのがありますねー、でも卵巣はきれいですよ」とザクッと探った時より更に鮮明に事細かに問題個所を映し出してくれるはずのMRI検査をおこなう日がやってまいりました。 期待してますよ。命かけて挑むんですからね。 こんな時、私はよくトイレに行きたくなります。特に「自分の意思では動けなくなる」とか「トイレのないエリアにしばらくいなければならない」とか、そういうシチュエーションになると俄然トイレに行きたくなるんです。不安症が引き起こす現象と、のちに判明した膀胱圧迫からくる原因と。 まだ待たされるかなー、まだ呼ばれないよねー・・と思いながらトイレに行こうとしたところに「記入お願いします」と問診票をグイッと渡されてしまった。チャチャッと済ませてトイレに行こうと書き始めたら「そういえば・・・」と私の横に立って記入する様子を伺っていた技師さんが色んな話を振ってきました。 問診票を書いてます。もう一度にふたつの事を同時にこなす事が難しくなりだしているお年頃です。そしてトイレに駆け込みたくなりだしているので注意力散漫です。お願いです。ひとりにして下さい・・・そのささやかな願い空しく、技師の人(♀)はガンガン話しかけてくるのですよ。この呪縛をぶった切ってみるために「トイレに行きたいんですけど」と、思い切って言ってみた。さすがにトイレに行きたい希望を叶えてくれない人なんかいないだろうと、色んな話から解放されると思っていたら・・・・・・ 「外のトイレより更衣室のトイレのほうが格段にきれいですよぉ♪便座ウォーマーとウォシュレットもついてるし♪あともう少しで順番が来ますから!きれいなトイレのほうがいいですよ!そちらが断然おすすめです!」と、 健康を司る医療従事者からまさかの自然現象申請拒否 。「オシッコは我慢したらダメだからね」と、小さい頃から母親に言い聞かされて育った私には絶句もの。 私の膀胱の危機を物ともせず、そのまま笑顔で話を続ける技師の人。先週、救急

造影剤付きMRI検査の同意書【子宮筋腫の検査③】

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 2019年12月 更に詳しく子宮筋腫を掘り下げるために 造影MRI検査を受ける事になりました 心電図も肺のレントゲンも 経腟超音波だって 同意書を書かされることなんかないのに 造影MRI検査は なぜ同意書が必要になる? MRIの同意書はどこにフォーカスしてるのか。 M agnetic R esonance I maging(マグネティック レゾナンス イメージング)の略であるMRI(磁気共鳴画像診断装置)検査。磁気を共鳴させて画像を撮るんだから放射線被ばくの心配もないでしょう?放射線を当てるレントゲン検査でさえ「最近いつ受けた?」程度の事を聞かれることがあっても、同意書を書いて胸部レントゲンを受けた経験はございません。 MRI検査の同意書は「診療行為(手術・麻酔・検査等)の同意書」とタイトルつけられたもの。どうも造影剤を使う事に関しての同意を私から取り付けたかったみたいです。 造影剤を使う事で「検査部位をしっかり詳しく正確に調べる事ができるので造影剤を使ったMRI検査をしますね。いいですか?」と聞かれたので「はい」と答えました。詳しく正確に調べられるんならそれを「いいえ」と拒否する必要もないでしょう。というか断れもせず・・ですよね?こういうのって。造影剤が何たるかよく知りませんが、お腹の中にいる子宮筋腫を調べる事に必要ならば受け入れますよ。 予告的にその場で造影剤の説明は受けたので「造影剤はこんなやつでMRIはこんな感じ」とか、造影剤を使う事のリスクと使う事によってもたらされる結果に効果も伺いました。子宮筋腫を調べるにはMRI検査が有効な事。「MRI検査というやつはフツーによくやる検査ですよ」的に教えられ、なおかつ同意書もホームセンターの会員カードを作るかの如く「ここに住所と名前、あと今日の日付。はぁいオッケーでーす♪」とカジュアルなテンションで署名させられて同意させられた(感じに思えた)ので形だけの手続きだと捉え、その場で深く読み込むことなく病院を後にしたんだけど・・・。 副作用がでる きわめて稀に重篤になるケースもある 生命を守るために集中治療が必要 死亡率云々 と脅し文句があちらこちらに散らばってました。 生命保険の約款風情ではないA4サイズの用紙2枚にまとめられた「診療行為の合併症・危険性」が淡々と私に脅しをかけてきました。病院にリスクゼロなんかないんだろ

子宮筋腫以外の出血点探しは胃カメラから始まる

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 2019年12月 人生で2度目の上部消化管内視鏡検査 通称胃カメラ 30代の時に経験したトラウマ 果たして脱却なるか? 子宮筋腫をどうにかすればいいだけのはずの私がなんで胃カメラなのよ・・と嘆き悲しみながら探しだした胃腸科医院。地域密着型を前面に打ち出したこの病院に、今まで野放しにしていた私の胃と腸を託すことにしました。30代に入ってすぐ、胃の調子がおかしくて渋々胃カメラ検査を受けなくてはならなくなった。田舎には「喉が痺れるかもしれないし痺れないかもしれないなにか」でしか嘔吐反射を抑える対応しかなく、恐怖と涙と鼻水とよだれにまみれながら受けた胃カメラ。その時はストレス性胃炎と言われ終了。以来、胃の内側にフォーカスする事を避けながら年を取る事に決めた。それくらいトラウマだった胃カメラ。だけど医療は進歩します。田舎の病院もそれなりに方針を変えてくれます。 どこよりも安全 苦痛なし 高い医療水準と設備が魅力 この3つが売りの胃腸の検査や治療に特化した病院。私の周りで結構な高評価だったので、ここに決めました。先代から引き継いだ二代目ドクターが、私のような嘔吐反射ホルダーにも優しくて通いやすい病院にバージョンアップしてくれていました。希望した人だけでなく鎮静下での検査が基本になっている。昔はどこにもそんな手厚いフォローしてくれる病院なんてなかったのに・・・。30代から胃壁の健康は気合でキープすることを誓い、そしてかたくなにそれを守り通してきた私に光が差した。 なんか20年も胃の検査をしていないってのもすごいんですが、だからそれくらいトラウマだった胃カメラなんですよ。この世に「胃カメラの時に鎮静剤を使う」という優しさが溢れていなかった頃、仕方なく受けた胃カメラ検査で撃沈して以来の今日。子宮筋腫のせいで出血点探しを強いられなかったら、胃がとんでもなく痛まない限り内視鏡検査なんて受けなかったハズ。だがしかし人生はうまくできている。というか、年を取ったら色んな事を細かく言っていられなくなる。初診でも電話予約OK。着々と子宮筋腫撲滅&出血点探しの準備は進む。 ドンとこい!胃カメラ 「まずは検温から・・」と看護師さんが王子様のようにひざまずいて体温計を渡してくれました。「怖いですか?何か気になる事とか聞きたい事とかあれば遠慮なく言って下さいね♡」と言ってくれたので「嘔吐反射が人100倍

もうすぐ手術。終わる生理。

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2020年3月のある日 人生最後から2番目の生理来たる その4日目に思った事 歴約40年の歴史に幕が下りる 全く予想もしていなかった子宮筋腫がみつかった。その子宮筋腫が「おっきいもーん」と称される筋腫だった事、子宮の内側にも外側にも子宮の筋肉の中にもたくさん出来ていた事、年齢的な事(50代)から考えても子宮を温存する理由がない事から、閉経で筋腫が小さくなるかもしれない可能性に賭けず、子宮もろとも筋腫を取り去ってしまう方法を選択しました。開腹手術です。 初めての手術。おぎゃあと産声高らかにこの世に生まれ出て50年。その時に授けられた臓器を子宮筋腫と共に摘出します。子宮と卵巣と卵管と婦人科系すべて巻き込んでの手術。更年期ど真ん中でもまだ生理は絶賛開催中の私でしたが、年齢的に閉経目前なので、ホルモン分泌を考慮して卵巣を残すよりも卵巣がん(ならないかもしれないけど)の心配をしなくてよい未来を選択しました。子宮と卵巣を摘出したら「いつ終わるか神様の言う通り次第」の生理が手術終了と共にスパッと終わってしまう事になる。手術は4月。私の生理周期だとそれまでにあともう1回生理が来る予定です。 結果「〇〇才で終わったみたいね」ではなく「2020年〇月〇日が人生最後の生理の日でした」となるわけです。不思議です。 13歳で初潮を迎えてから毎月毎月訪れていた生理。途中、ストレスでサイクルも体調もガタガタになった時期が少しだけありましたが、生理人生の半分以上はストレスフリーで生理中過ごせていました。まあ、たまに朝起きたらお布団についちゃってたこともあったけど。(寝相が悪くて)生理痛で悩まされたりすることがあまりなかったとはいえ、月のものが100%でwelcomeだったわけではない。生理中の時はそれなりに行動が制限されてしまう事があったのも確かだったので、ストレスフリーと言いつつもブルーはブルー。 そんな長きに渡り延々と続いた生理が終わるんです。 持って生まれた人生のサイクルで終わっていく生理と、子宮と卵巣全摘出で強制終了させてしまう生理。どちらで終了したとしても、私の人生から「生理」というものが消えていく事に変わりありません。だけど「あなたの生理はあと1回です」「〇月〇日をもってあなたの生理は終了します」と事前告知をされてしまうと、何故だかすこしセンチメンタルになってしまう気持ちが出てしまいま

初めての鉄剤体験は沢井製薬のクエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」

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 2019年11月 人生初の鉄剤で 貧血の治療というものを開始する 沢井製薬のクエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」。私のジリ貧なヘモグロビン値を正常値にまで押し上げるために処方された鉄剤。貧血だったー!鉄剤貰ったー!と貧血経験者の数名にこのことを話したら、みんなが口をそろえて「フェロミア」という販売名を出してきたが違います。私のは「サワイ」です。薬というやつは「風邪薬」「痛み止め」「咳止め」「胃薬」のような呼び方でしか表現した事がなかった。ロキソニンくらいかなぁ、販売名で連呼するのは。 フェロミアのジェネリック医薬品みたいですね。貧血初心者で鉄剤処方初体験の私には「先発医薬品」と「後発医薬品」の区別はつきません。ただ1回2錠・朝晩2回で1か月分処方されたのに、お会計で支払えと言われた金額がえらくリーズナブルだったように感じたので「これはもしや後発医薬品か?」と思ったくらいのもんです。飲んだことがないので「フェロミアがいい!」「ジェネリックは困ります!」とも特に思わず頂いて参りました。 不思議な事に先発医薬品を処方された時は「ジェネリックもありますけどどうします?」と調剤薬局で聞かれるのに、初っ端から後発医薬品を処方された場合は「ジェネリックですけどいいですか?」とは聞かれないんですね。(私の住んでいるところだけかな?) なんせ自称医者いらずだったので、たまに薬を服用する機会があったとしてもそれはドラッグストアで調達する市販薬。成分がどうのこうのいう前に、容量と金額で薬を選ぶタイプだったので、何処の製薬会社が作った薬でもとりあえずドンとこい!なんですが、鉄剤は副作用がねぇ・・・。一度も鉄剤飲んだことのない私でも、悲しい事にその恐ろしさは知っているよ。鉄剤の副作用を自慢話のように話す友人がいたのでな。 クエン酸第一鉄Na錠50mg「サワイ」の副作用 悪心 嘔吐  上腹部不快感 胃痛 腹痛 下痢 食欲不振 便秘 胸やけ 腹部膨満感 過敏症   など 主だった副作用は、現れればどれもダークサイドに陥るに等しい症状。私の周りの鉄剤経験者は鉄剤が合わず、悪心と嘔吐のタイトルホルダーが多々いましたので、体験談をたらふく聞かされていた。そのお陰で見た事も飲んだこともない鉄剤の事を、販売名以外よく知っていた。なので自分に処方されるとなれば当然膝が震える。御多分に漏れず、私もその副作

MRIのその前に虹の柄の靴下先生と向き合ってみる【子宮筋腫の検査②】

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 2019年11月のある日 子宮筋腫の精密検査をセブンイレブン院内売店付き病院で執り行う。 採血 ↓ 経腟超音波&子宮体がん検査 ↓ 虹の柄の靴下をはいた先生の診察 ↑ イマココ 私の子宮筋腫の運命を握る事になるであろうその人は、虹の柄の靴下を履いた人だった。いったいどこで買ったんだろうか・・もう自分の子宮筋腫の詳細より靴下の購入先を聞きたくて仕方なかった。 50代によいしょと年齢上げると、病院の先生が「自分より年下」という現象が頻繁に起こるようになりますね。年を重ねた証拠です。人生100年時代の折り返し地点に佇んでいるからしょーがないけど、なんとなーく不安になる。研修医から抜け出して何年目?今まで何人診察した?そしてその靴下はどこで買ったんですか?聞きたい事は山ほどあるけど、私が聞かなきゃいけないのは子宮筋腫の事。 少し前までは「自分よりひとつふたつ上の年代かな?もしくはあまり変わらないくらいの年齢かな?」と思われる先生達で構成されていた病院が、いつしか自分より下の世代で回っている。そして看護師長の年代も、自分より上の世代のお方達が取り仕切っていたように思いますが、時すでに令和。私より年下のおとーさんおかーさん達から産まれたんだろなーと見て取れる、フレッシュな若者たちがキビキビ働く職場になっている。なんかこういうところで自分が「年取ったなー」と思い知らされる。 今回、私の子宮筋腫の運命を託すことになる虹の柄の靴下はいたその人も、私より確実に年下とお見受けできる先生。昔働いていた職場にいた不思議ちゃんと雰囲気がよく似ている。そんな彼女が、素人目には何がなんだか皆目見当もつかない超音波画像を指さしながら、子宮筋腫の説明を始めだしました。 このなんだか「ザーッとした線で描かれたものにしか見えない超音波のシロクロ画像」でテキパキと説明ができる先生だもの。不思議ちゃん臭漂っていたとしても大丈夫。たぶん大丈夫・・・何に対して大丈夫と思い込みたいのかはさておき、虹の柄の靴下先生と対峙する。 先生:7センチくらいありますよ 私:そうなんですねー 先生:大きいですよ 私:そうなんですかー 先生:今の生理の状態は? 私:まだあってます 先生:もう終わりそうな気配ですか? 私:まだ順調です 先生:生理中に痛みとか・・・ 私:ないです 先生:出血量は?塊出ます? 私:生活に困らない出血量

さあ血液検査からもう一度【子宮筋腫の検査①】

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さあセブンイレブン病院へ来ました! 2019年11月 改めて血液検査からスタート ヘモグロビン/7.3 g/gL(下限値11.6) ヘマトクリット/26.6 %(下限値35.1) MCV/64.1 fL(下限値83.6) MCH/17.6 pg(下限値27.5) MCHC/27.4 g/gL(下限値31.7) フェリチン/3.5 ng/mL(下限値30) 鉄(Fe)/10 ㎍/dL(下限値40) 貧血に関係する部分の数値を並べてみれば一目瞭然、すべて下限値を下回っていた私の血液。それぞれが何の役割を果たしているかの詳細はご説明頂けませんでしたが、「うん!鉄欠乏性貧血ですねー♪」と楽しそうに言われてしまった。患者の貧血をenjoyする医者が私の目の前におりました。きっと医者からすると、こんな数値は想定内だし珍しくないのでしょう。 血が薄いのか血が足りないのか。ヘマトなんとかやMなんちゃらはともかく、ヘモグロビンと鉄とフェリチンが足りてなかったのにはちょっと腰が抜けた(それでも普通に暮らせていた事に)。細部にまで気を配って食事するタイプではないけど、そこそこバランスはとれている食生活だと胸を張っていたのに撃沈。鉄分不足にならないようにするには食事に気を遣う事大前提と思っていたし、毎月の生理の時も、顔面蒼白になる感じはしなかったし、生理中と周りに気付かれることもなかった。人体はいったいどうなっているのでしょう。謎です。 「うん!鉄欠乏性貧血ですねー♪」と軽ーく知らされた貧血は、それが生きていく上に置いてどれだけヤバいかという事を医学的に説明されずに終わりました。あまりにもカジュアルすぎる宣告に「そ、そうなんですか・・」としか反応できなかった。たしかGoogle界隈では「貧血侮るべからず」的になっていたと思うけど。どうも情報乖離が起きている。田舎に住んでいるからだろうか。まあ子宮筋腫が原因(たぶん)だから、それがなくなってしまえば治るという見立てなんでしょうけどね。 ところでこの病院の血液検査室。「患者様のプライバシー保護のためお渡しした番号でお呼びだし致します」と、ばっちり患者様のプライバシー保護致しますよ!と廊下に張りだしてあった。どこもかしこもプライバシー。そう思って行動してくれる部分は助かる事もあるけど、番号で呼ばれたいのはファストフードだけなんだよなあ・・・と思っ

病院のを選ぶ時の決め手。それは医者の腕前でも医療機器でもなくコンビニ。

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食の欲は大事です みなさんは「もしかしたら手術するかもしれない病気」を治すための病院を選択する場合、何を基準に病院を選ぶだろうか。 こちらの思惑一切無視で、最初に受診した病院の先生と関係のある大学病院に有無を言わさず送り込まれたりするかもしれない。もしくは大きな病院がひとつしかない街で暮らしていれば、選択の余地なくその病院に行かざるを得ない場合だってある。だけど選択の権利をこちら側に100%で渡された場合は、きっと医者の技術や病院の評判などで考える事でしょう。 私にもその時が来た。私のお腹の中の子宮筋腫の運命を託さなければならない病院を決める時が来た。もし手術をする事になるのなら100%の成功が望める所を。手術をしない選択を勧められるのであればしっかりと明確な説明ができる医師が常駐している病院を。患者としての色んな望みが頭の中を駆け巡るも、現在暮らしている街は残念ながら病院選びたい放題な環境は整っていない。疑わしき事態が子宮筋腫の場合だと「AもしくはB」の二択で迫られる。婦人科の手術ができる病院は二院しかないんです。 紹介状を書いてくれた先生は「家から通いやすい方を選んでいいですよ。あなたが選んだ病院名を記入しますからさあどうぞ!」と交通の利便性推しで病院を決めろと言ってきた。「Aだったら腹腔鏡のオペ実績が豊富です」とか「Bは子宮筋腫の権威が在籍してます」とか、そんな医療的アドバイスや説明は一切口にしなかった。言ってくれたら言われた通りに病院名を書くスタンス。それは清々しかった。 なので、私は病院内の売店に大手コンビニチェーンが入り込んでいるという理由で精密検査の病院を選択しました。7割がた実話です。「系列の医大から出来立てホヤホヤのDr.がまず放り込まれる総合病院」か「最近売店をセブンイレブンにリニューアルした老舗の総合病院」の二択なら、入院する事を想定しておやつの時間を充実させる事ができる病院に自分の運命を賭けました。入院したとしても特に食事療法が必要な患者になることはないはず。子宮筋腫の手術を経験した人たちのブログにもそのような事を匂わせる記事があった。ならゴッドハンドを探すより、癒しのひと時を確実に提供してくれる病院で検査を受ける。その方が心穏やかでいられるはず。 セブンイレブンが決め手になったことは内緒にして、老舗の病院宛の紹介状を出してもらうようにお願い

想定外の子宮筋腫で体験談ブログに逃げ込んだ50代

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2019年10月の言われよう 筋腫筋腫ー♡おっきいもーん(先生談) 以上 とりあえず子宮筋腫ブログにフォーカスして自分の進むべき道を模索し始める。子宮筋腫ホルダーのお方たちは一体どのような日々を過ごしているのだろうと。奇襲攻撃のように「子宮筋腫」という病名を言い渡されてしまった私のアワアワした気持ちを治めるにはどうすればよいか・・。 この時点では「なに?子宮筋腫って」というレベルの私。50歳にもなって子宮筋腫何たるやよく知らず。「子宮筋腫あるよ」「子宮筋腫取ったよ」と世間話的体験談をざくっと聞かされた事はあるので響きと漢字は知っています。その程度です。こんなざっくりした感じって私だけなんだろうか。いい大人であればみんなちゃんと知っているのだろうか?子宮筋腫のこと。母親も子宮筋腫ホルダーだったけど閉経したら消滅したタイプ。子宮筋腫の摘出手術をした友人はいるが、何かにつけ自分のいい前が正しいと押し付けてくるタイプなので情報に中立性がない。正しく理解したい。心を落ち着けたい。その答えを見つけるためにはネット検索しかない。そう思った私はGoogleの森に飛び込んだ。 子宮筋腫とは 子宮筋腫 手術 子宮筋腫 大きさ 子宮筋腫 悪い などなどなどなど・・・・ 筋腫って・・筋腫って・・・・腫瘍だったんですね。子宮壁にできるこぶのような良性腫瘍で筋肉が異常増殖したものなんですね・・。良性とはいえ腫瘍は腫瘍。「きんしゅ」って響きでなんとなく薄められていた実態が、調べれば調べるほど悩ましい物体であることに気付かされて沼地に追い込まれていきました。 子宮がんや卵巣がんは最初からスパッと「がん」と言われるものだったので、それとなくビクビクして多少なりとも予備知識ありだったけど、子宮筋腫は完璧な盲点。自分がかかるかもしれない病気リストに含める事をしていませんでした。どうしてでしょう・・子宮を持ってこの世に生まれてきた人間であれば、子宮筋腫も予見しなければいけない疾患のひとつだと考えなければいけないはずなのに。いかんなぁ・・。 情けない50代(イメージです) 30歳以上の女性の20-30%にみられる とか、 生理が始まった女性の4人に1人は子宮筋腫を持っている とか、すらすらっと書かれている子宮筋腫。でも公益社団法人 日本産科婦人科学会のホームページには「無症状の場合は治療の必要はありません」

【悲報】9つ症状出ていたにもかかわらず気づいてなかった貧血

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2019年10月の健康診断結果 ヘモグロビン  7.6g/dl(女性:12.1~15.9) ヘマトクリット 27.8%(女性:34.5~45.9) 赤血球数    444 万/ μl (女性:360~519) ※ ( )は私の健康診断結果表の参考値 ヘモグロビンが7.6g/dlだったとしてもだからそれが何なのさ・・・という感じしかしません。顔面蒼白でもなく、地の底這うような辛さも感じない私の身体。50代に突入したけど、閉経の兆し皆無な私の生理は規則正しい28日周期を繰り返し、夜用のナプキンを昼間に使うといったイレギュラー対応的な事を起こすこともありませんでした。日々の仕事や運動量に見合った疲労感はあったけど、生理中に1ミリも動けなくなるようなフリーズ状態もなく過ごせておりました。生理痛に関しては、15年位前からほとんど感じるはありませんでした。レバーの塊のようなものも年と共に出なくなってたので、生理も子宮も卵巣の事も、自分の身体部位の「注意リスト」みたいなのがもしあったなら、婦人科系部門は重要度低の代物だった。おまけに私の人生、「出産」というイベントがなかったので、なんとなーく婦人科系に対する意識が薄かった。 そんな私が貧血になる。そしてその理由は子宮筋腫。だけど実感なし。自分をほったらかしにしていたツケが回ってきた感じです。でも自覚症状なかったんですもん・・気が付けよと方が無理ですわ。 と、言い訳したいとこですが、実はしっかり出ていた諸症状。貧血と烙印押せるくらいの代表的な諸症状出てたんですよ。貧血に関する知識不足&ヘモグロビンが不足していることに耐性が出来てしまうと、結構フツーに暮らせるものです。本体が無知で鈍感だっただけで、実はきっちり貧血のサイン、出ていたんです。 どこから湧いてきた自信かわかりませんが、自分が貧血という事態に陥るわけないと思っていたので、なんらか不調が現れていても、そこに「貧血じゃね?」という疑い方をしないんですよ。何度も言いますが、そこそこふつーに暮らせていたので、貧血の「ひ」の字も出てこない。もう残念な生き物の私。貧血の症状がわんさか出まくっていた時、その症状すべてを、他の体調不安として捉えて調べていたので、とてもシンプルな答え「貧血」にたどり着かなかったんです。きっと定期的に血液検査をしていれば、すぐに発覚したはずの貧血。 今回の健康

久しぶりに受ける健康診断では思いもよらない事しか待ち受けていないという現実

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2019年10月 身長 体重 胸部レントゲン 血液検査 胃バリウム検査 乳がん検査 子宮頸がん検査 便潜血 ここまでの検査は超絶に久しぶりな私。凄まじく基本のきの字な検査が約5年ぶりですって。いやぁお恥ずかしい限りです。かかりつけ医を持たず「病院へ行ってきます」が示すその先は、人生折り返し地点に佇んでいる真っ最中にもかかわらず、歯科と耳鼻科(たまに皮膚科も)のみとなっておりました。40代半ばから自分の内側と対話する事から逃げ、表面磨きしかしていなかった私。表面磨きと言えば聞こえが良いですが、ようは遊び惚けていただけの事。気持の中では健康体だったので、半径5キロ圏内の知り合いには「めっちゃ健康体♡」と言いふらしていました。でも、健康面に関しては嘘ぶっこいてた事が、50代突入と共に判明してしまった。 どうやって40代を健やかに過ごしていたのだろうとクエスチョンしかございません。ただただ、運のよい綱渡りをしていたのでしょうね。非常にお粗末な期間を送っていたんです。ホルモンに支配されている身体をもつ「性別:女性」の私達は、閉経前の時間を大切にしないとだめなんですよ。でもそれがしっかりと理解できるのは閉経してから。まあ、今更その行動を振り返っても仕方ないんですけどね。 50代突入記念にと、前回の健康診断から約5年の歳月を経て挑んだ健康診断で、思いもよらない貧血と子宮筋腫が見つかってしまったわけです。定期検診を一切していなかったので、いきなり「ヤバいカラダになっているぞ」と、宣告されるパターンで自分の現状を言い渡されました。今の健康状態を診断してもらうだけ・・と向かった病院で、「ここもダメ」「あそこもダメ」と、初対面の先生にダメ出しを食らう。若かりし頃の健康体が過去のものと化し、更年期に突入中の劣化した中年女という現実を、目の前に突き付けられて撃沈しました。 嗚呼健康診断のハードパンチときたら・・・ 子宮筋腫にしても貧血にしても、わりと自覚無しに行った検査で見つかる事多々あるようだけど、自分がそうなるなんて思ってもみなかった2020年の秋。年代の節目にいっちょやっときますかの健康診断が、まさか子宮と卵巣全摘出にまで及ぶ手術に発展しようとは・・・。2019年10月時点では想像もしておりませんでした。 血中脂質と血糖の値にお灸を据えられ、貧血の数値に悲鳴をあげられ、そして大きな子宮

健康診断で子宮筋腫が見つかりました(なのでブログを始めます)

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私にとって人生初の身体的すったもんだから1年。2019年の10月に受けた健康診断で子宮筋腫と貧血が見つかり、これまた人生初の全身麻酔と開腹手術という思いがけない体験をするハメになってしまった私です。 そんな人生における重大ニュースであったとしても、ちゃっちゃか簡単に忘れてしまう性分なので、ブログに残そうとデジタル日記を書き始めた次第。既に別のブログサービスで少し書き溜めたものを、お引越しして手直ししながら再出発しているのがこのブログです。私のように子宮筋腫だとある日突然言い渡され、婦人科迷路で迷える子羊になってしまっている方の目に留まれば幸いです。 私は、子宮筋腫ができている事にも貧血である事にも全く気が付かずに50代に突入しましたた。知らないという事はなんと幸せで不幸せな事か・・。自分の健康に関するあらゆる事に目を逸らしながら暮らしていると、やっぱりどこかで大なり小なりのパンチを食らう日が来るようになっているんですね。 なんとなく体調がよろしくないかなぁと感じても、ちょっとした気合でやり過ごせていた30代。でも毎年健康診断は受けていたんですよ。その頃はそこそこの健康優良児だったので、「今の状態を維持しましょう」的な医師の所見が毎年続いていたんです。特に 要注意」でもなければ、「再検査」を通達されえる部位もなかった。それがダメだったんですよね。過信を生み出しました。「自分に大病が降りかかる事なんかない!」と、本格的な健康管理に乗り出さなくちゃいけない年代であろう30代半ばあたりから、自分の内側に目を向けなくなりました。 プライベートも仕事も忙しくなってきた40代に突入して程なく、定期的に通う病院が歯医者だけになってしまいました。健康に気をつけながら進まなきゃいけない年代に突入したとたんにプチ医療放棄。だって健康なのよ私。時間も金も他の事に使いたいわ。その浅はかな思いで健康管理をしないこと10年。でも、さすがにこのままの感覚で50代に突入するのは危険だなぁ・・と、しぶしぶ健康診断を受けたんです。そしてその健康診断で、知らずにお腹の中でスクスク育成していた子宮筋腫と、貧血になっていた自分と、いきなりご対面するハメになりました。 現在、更年期症状なのか何なのか、振り分けのきかない症状を抱えながら暮らしております。これから書き綴る体験記は、田舎に住んでいる50代の子宮筋腫の