カウントダウンが始まる(入院まであと4日)
2020年4月のある日
入院まであと4日
その時の気持ちをしたためてます
とうとう数日後に入院&手術が迫ってきた。大きな子宮筋腫とイカ飯みたいになった子宮を取ればいいだけだった私の手術。子宮筋腫を取り除いたらハッピーになれるはずだったのに「もしかしたら稀な・・・」の変性筋腫があるとギリギリで告知され、もしかしたらグループに属するかもしれない可能性が浮上してきた。
おまけに子宮体がん検査結果はシロクロついてないし、卵巣取るとか取らないとかオプションメニューまで出現した。そして前代未聞の新型コロナという、全世界の歴史にきっと刻み込まれる衝撃の出来事の中で、入院と手術にチャレンジしなくちゃいけなくなるという人生初の全身麻酔手術。このなにか引き当てるパワー的なものは、買った事ないけど年末ジャンボに活かしてみたかった・・・。
様々なプレッシャーとストレスが入り乱れたおかげで、物事深く考えない私でもそこそこパンチを食らってしまったらしく、一昨日から右目の瞼がけいれんし続けている。今ちょっとしんどいです。瞼のぴくぴくがエンドレスで続くなどという恐ろしい事態。気持ち悪いったらありゃしない。
先週までは「退院してからの事」を比較的考えていた脳が、全身麻酔の後遺症とか合併症とか手術の失敗などをフューチャーしだした。私は子宮筋腫の摘出手術をするのであって、生存率30%的な疾患ではない。世の中、子宮筋腫や子宮全摘の手術は溢れている。そう、溢れていると言い聞かせたもんだから、そこから「もしかしたら研修医の練習台にされてしまうのではなかろうか」とか「軽々しく術中飲み会の話とかされながら腸に穴開けられるんじゃなかろうか」などという妄想を展開しまくってしまった。
入院まであと4日しかないのに・・・
退院して元気いっぱいで帰ってくる気満々だったので、部屋の掃除はいつも通り。でも万が一・・・・もしかしたら・・・・の確率に備えて、何が起こってもいいようにアレとかコレとか捨て去っておくべきだったと気持ちがザワザワしてきたけど、あと4日ではどうにもできない。他にもしなくちゃいけないことが山ほど。それに可燃ごみの日で捨てられないものもある。
内緒にしているものがたくさんあるんです・・
見られたくないものもたくさんあるんです・・
術後、万が一やもしかしたらの何かが起こらなければ、今月末には家のベッドで「お腹に力が入らないー!傷が痛いー!」とのたうち回りながら、録画したTV番組をダラダラ見れていることでしょう。そうなって欲しい。せっかく書き始めたブログも続けたい。
ネガティブにメソメソと憂いていても、そこは微妙なお年頃な50代。「入院前にやるべきこと」のひとつに、しっかりと白髪染めをする予定を組み込むことは忘れなかった。いっそのこと入院を機にグレイヘアにしようかしらと考えてはみたものの、そこは冒険もできなければ腹もくくれず。染めました。でもいいきっかけとチャンスを逃したなーと、少し後悔しています。1週間の入院とはいえ、グレイヘアに踏み切った理由を作れたのに。でも理由を探してグレイヘアにしようとしているうちは、まだ実行するには早いのかな。
そして新型コロナのおかげで、退院してからも問題山積。生活用品も食料品も一通り買いだめしてるけど、それはあくまでも腹切り術後の私の体調を考慮した部分。「ストックが切れたり重たいもの買わなきゃいけなくなったときは通販に頼ろー♪」と安易に計画していた部分が、いきなり全国区での緊急事態宣言により脆弱化。何をどう備蓄すればよいのだろうか・・・。新型コロナの最中に身体がシャキシャキと動かせない状態で帰宅した時、私はこの街で生き残っていけるのでしょうか。
50代の幕開けが、こんなにもスリリングでハイプレッシャーな展開になるとは思いもしなかった。日頃の行いは決していいとは言えない私で都合のいい時ばかりお願いして申し訳ないですが、新型コロナに負けず、手術も無事終わって退院できるように、神様ほとけ様ご先祖様味方お願いします。妄想の後は神頼みです。
で、病院で生き残りを賭けた戦いの勝者になれるよう「今更?」と言われそうなタイミングでドはまりしたウォーキング・デッドで戦術を学びながらダリルにキュンキュンする。もしかしたら帰ってこれないかもー!とザワザワしつつもTVは観る。それでも右の瞼のけいれんは治まらない。ドはまりしているドラマにみハマっても治まらない。全身麻酔って、開腹手術って、やっぱりハードパンチャーですね。
子宮筋腫とおさらばするためのXデーに向けてカウントダウンが始まった、ある日の夜の話でした。
にほんブログ村
コメント
コメントを投稿