【悲報】9つ症状出ていたにもかかわらず気づいてなかった貧血


2019年10月の健康診断結果


ヘモグロビン  7.6g/dl(女性:12.1~15.9)
ヘマトクリット 27.8%(女性:34.5~45.9)
赤血球数    444 万/μl(女性:360~519)

※ ( )は私の健康診断結果表の参考値


ヘモグロビンが7.6g/dlだったとしてもだからそれが何なのさ・・・という感じしかしません。顔面蒼白でもなく、地の底這うような辛さも感じない私の身体。50代に突入したけど、閉経の兆し皆無な私の生理は規則正しい28日周期を繰り返し、夜用のナプキンを昼間に使うといったイレギュラー対応的な事を起こすこともありませんでした。日々の仕事や運動量に見合った疲労感はあったけど、生理中に1ミリも動けなくなるようなフリーズ状態もなく過ごせておりました。生理痛に関しては、15年位前からほとんど感じるはありませんでした。レバーの塊のようなものも年と共に出なくなってたので、生理も子宮も卵巣の事も、自分の身体部位の「注意リスト」みたいなのがもしあったなら、婦人科系部門は重要度低の代物だった。おまけに私の人生、「出産」というイベントがなかったので、なんとなーく婦人科系に対する意識が薄かった。


そんな私が貧血になる。そしてその理由は子宮筋腫。だけど実感なし。自分をほったらかしにしていたツケが回ってきた感じです。でも自覚症状なかったんですもん・・気が付けよと方が無理ですわ。




血液検査



と、言い訳したいとこですが、実はしっかり出ていた諸症状。貧血と烙印押せるくらいの代表的な諸症状出てたんですよ。貧血に関する知識不足&ヘモグロビンが不足していることに耐性が出来てしまうと、結構フツーに暮らせるものです。本体が無知で鈍感だっただけで、実はきっちり貧血のサイン、出ていたんです。


どこから湧いてきた自信かわかりませんが、自分が貧血という事態に陥るわけないと思っていたので、なんらか不調が現れていても、そこに「貧血じゃね?」という疑い方をしないんですよ。何度も言いますが、そこそこふつーに暮らせていたので、貧血の「ひ」の字も出てこない。もう残念な生き物の私。貧血の症状がわんさか出まくっていた時、その症状すべてを、他の体調不安として捉えて調べていたので、とてもシンプルな答え「貧血」にたどり着かなかったんです。きっと定期的に血液検査をしていれば、すぐに発覚したはずの貧血。


今回の健康診断後に、ようやく自分の身体と強制的に向き合わされることになって初めて、貧血とは何ぞや?子宮筋腫って怖いものなの?と、お勉強し始めました。



貧血が招く症状(一般的で代表的な)

疲れやすい・息切れ動悸めまい/立ちくらみ爪が弱くなる(薄くなる・亀裂が入る・反る)・顔色が悪い・氷を大量に食べる足がむずむずする・頭痛・舌炎/口角炎・髪が抜ける・肌荒れ・イライラする・物忘れがひどくなる手足の冷え・・・などなど



鉄が不足すると酸素不足になるから、想像のはるか上行くなにかも起こるかもしれませんね。なんせ体中を駆け巡っている血液に関する事ですから。上記に挙げた症状の赤文字にしている部分が。私に結構な期間つきまとっていた症状達です。それでも貧血じゃないと思い込んでいるもんで、赤文字症状をダラダラと抱え込んでいても(時に辛い部分はあったにしても)まあこんなもんだろうと毎日を送ってました。


健康診断で「貧血です!」と言われてから詳細確認しだした貧血の世界。ざっくりと「顔色悪くて幸薄そうなのが貧血(私見です)」としかイメージしてなかった貧血と向き合ったら、あれあれ?私結構症状(赤文字部分ですね)出てました。やっと気が付いた。健康だと堂々と周囲に偽り、貧血じゃないの?と知人から指摘されても、「貧血ではありません」と胸を張って言っておりました。何と本人が気づいていなかっただけで、しっかりと貧血だったのですよ。恐ろしいですね・・あ、貧血じゃなくて私が。


30を超えても40に突入しても「具合が悪い(ざっくり感)」が病気の入り口ワードだと思っていたので「(ざっくりと)具合が悪い」感じがしなければなにも疑わない。貧血による9つの症状は、私としては「(ざっくりと)具合が悪い」枠に入るものではなかったので、それぞれの症状を誤変換して日々粛々と暮らし続けてました。そしてまた運悪く、それら貧血の症状に、自分なりの理屈で紐付けられる理由があったので、どんどん自分が「貧血かも?」なんて首をかしげる事から遠ざかってしまいました。そもそも「顔色悪くて幸薄そう」しか貧血に関するイメージがなかったので、無知だったと言ったほうがよいのかな。身体にまつわる知識として、月経という運命を持った性別であれば、しっかりと貧血の情報を押さえておくべきでした。


はずかしながらおばかさんだったんですよー(今もかな)


仮に貧血じゃないとしても、ここまで何らかの症状が出ていれば大人として対処をしましょうよと言われそうだけど、それはしませんでしたね。いや、対処したものもあるか。だけど方向性が間違っていた(鉄分を補給しなかった)ので、どの症状も何の改善もなかったです。当たり前ですが。そして症状への慣れが放置を招いた。一番つらかった口角炎も理由があると放置(諦め?)できましたもの。そして辛くとも慣れるものなんですよこれが。


ミリ単位で(イメージ)ヘモグロビン値が下降した身体は、誤変換を正解と認識して、貧血かもしれないという予想をしませんでした。友人の代わりに嵐のコンサートで相葉ちゃんに悲鳴をあげたり、元職場の同僚と花火大会で焼き鳥をむさぼり食ったその足で、隣町の飲み屋までくり出したりしても平気でした。症状がダブって随所に出ていた時期でも楽しかったんです、それなりに。



息切れ⇒運動不足

動悸⇒自律神経

めまい⇒自律神経

爪が弱い⇒遺伝

氷を食べる⇒舌痛症のせい

足のむずむず⇒ココロの病

口角炎⇒フッ素のせい

物忘れ⇒老化

手足の冷え⇒体質


誤変換してそれなりの日々を送っておりました・・・


過去の健康診断結果表を見返すと、4年位前のヘモグロビン値が黄色信号になるのかなあ。薄っすらとした記憶になったので不確かだけど、「女性は生理があるからねー」と参考値よりほんの少しだけ下回った数値も、許容範囲と問題視されなかった思い出がある。たぶんこの時点くらいから、亀の歩みレベルで鉄欠乏への道を歩んでいたのでしょう。


恥ずかしながら、女性ホルモンの変化がバインバインと波打つ時期に突入するタイミングで、自分の身体とちゃんと向き合わなかったので、ヘモグロビンを含むその他の血液の値を一切知らないまま50という大台に乗ってしまいました。自分を見てみぬふりしていた4年間(たぶん)でヘモグロビン値は静かに下がり、それを知らせるように色んな症状が「たいへんよっ!!」と、アピールしてくれていたけどガン無視。残念な大人の典型例として自分を熟成させちゃいました。



息切れ⇒約5年

動悸⇒約5年

めまい⇒約5年

爪が弱い⇒不明

氷を食べる⇒約2年

足のむずむず⇒約3年

口角炎⇒約1年半

物忘れ⇒約1年

手足の冷え⇒不明



上記、私の経験年数で放置期間。爪の弱さと手足の冷えは、生まれた時からずっとそうであったと認識している。だから不明。もしかすると、随分前から貯蔵鉄不足の隠れ貧血だったのかもしれない。献血に行くと採血できる時と断られる時があったから。そんな時は都合よく「生理のせいだ」と私も献血ルームの人も理由をつけていた。


ちゃんと食べているつもりでも足りてなかったの?鉄。そこに子宮筋腫という魔物が乗っかった。それで表舞台に立った私の貧血・・・みたいな感じなんですかね。


こうやって記憶をたどりながら書き出していくと「だめじゃ~ん!ぜんぜんだめじゃ~ん!」みたいな自分が透けて見えてきてなんだか痛々しい。でも時すでに遅しで、備忘録反省会にしかならない。


耐性がついた貧血は厄介だなとつくづく実感。私の貧血は子宮筋腫が原因だったので、このブログを書いている時点ではもう貧血とはおさらばしておりますが、私のブログにたどり着き「あれ?私ってもしかして貧血?」と思ったアナタは、即行動してください。貧血は放っておくものではない。私と似たような症状がでていたとしても、ヘモグロビンが正常値ならあの手この手でがんばるしかないけど、私って貧血かも?と首傾げる自分のヘモグロビン値が不明なアナタはぜひ病院へ。ヘモグロビン値が病的と判断されるくらいに下がってしまったら、薬じゃないと数値の改善も健康状態も整えられないです。サプリはその後の話。まずは採血から始めましょう。


氷を食べる事と口角炎に関しては、鉄剤を処方されて数日服用したらあっという間に消え去りました。爪が硬くなったことに気が付いたのは、子宮筋腫摘出手術をして退院した後。爪ってグングン伸びるものなのね。もうジェルネイルがしたくてたまらない今日この頃です。鉄分がどれだけすごい事をしているのか身をもって知らされました。もしコロナ禍でなければ、退院してイチバンに向かいたかった場所はネイルサロンだったし。(未だ行けておりませんが)


冬になったら私の冷え性がどれだけのものになっているか、今そこが少しだけ楽しみ。なんせ自分の左足の冷たさに右足がビックリして起きるくらいの冷え具合だったので。あまりの冷え具合に人に触れると不快にさせるほどの手の温度でしたから。よく「生きてない!」と言われたな。末梢血管まで酸素がグイグイ届き、血流が良くなっていることに期待してます。


でも残念ながら、なぜかとっかかりの血液検査では「赤血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット」の基本部分しか教えてくれない(検査しない)ので、隠れ貧血か否かを判断する「フェリチン(鉄の貯蔵および血清鉄濃度の維持を行う蛋白)」の数値にはお目にかかれないという矛盾。最初にフェリチンの値を知っておけば、その後の健康管理が楽になりそうなのに。ネットでは「隠れ貧血に注意!」とか「見逃さないで!隠れ貧血」とか結構警鐘ならされてるから、せめて女子だけでも基本のきの字で確認していただきたい。せめて生理があっている年代だけでも・・と、そう思います。


フェリチンの値が少なくても表向きは正常(ヘモグロビン値は正常)な場合があるので、もし貯蔵鉄不足が原因なのにそれを知らず、冷え性・肩こり・腰痛・背中の痛み・注意力低下・イライラ・むくみがある・風邪をひきやすいなどの症状がでていたとしても、原因不明や不定愁訴で終わらせられる場合があるというわけです。(①貯蔵鉄②血液中の鉄の順で減少していきます)更年期は不定愁訴祭りになるので、イソフラボンやらホルモン充填も大事ですが、鉄にも着目頂きたいと願う貧血経験者。



老若男女問わず鉄分は必要

自分が貧血になってやっと理解した私


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