造影剤付きMRI検査の同意書【子宮筋腫の検査③】

 2019年12月


更に詳しく子宮筋腫を掘り下げるために

造影MRI検査を受ける事になりました

心電図も肺のレントゲンも

経腟超音波だって

同意書を書かされることなんかないのに

造影MRI検査は

なぜ同意書が必要になる?



同意書


MRIの同意書はどこにフォーカスしてるのか。

Magnetic Resonance Imaging(マグネティック レゾナンス イメージング)の略であるMRI(磁気共鳴画像診断装置)検査。磁気を共鳴させて画像を撮るんだから放射線被ばくの心配もないでしょう?放射線を当てるレントゲン検査でさえ「最近いつ受けた?」程度の事を聞かれることがあっても、同意書を書いて胸部レントゲンを受けた経験はございません。


MRI検査の同意書は「診療行為(手術・麻酔・検査等)の同意書」とタイトルつけられたもの。どうも造影剤を使う事に関しての同意を私から取り付けたかったみたいです。


造影剤を使う事で「検査部位をしっかり詳しく正確に調べる事ができるので造影剤を使ったMRI検査をしますね。いいですか?」と聞かれたので「はい」と答えました。詳しく正確に調べられるんならそれを「いいえ」と拒否する必要もないでしょう。というか断れもせず・・ですよね?こういうのって。造影剤が何たるかよく知りませんが、お腹の中にいる子宮筋腫を調べる事に必要ならば受け入れますよ。


予告的にその場で造影剤の説明は受けたので「造影剤はこんなやつでMRIはこんな感じ」とか、造影剤を使う事のリスクと使う事によってもたらされる結果に効果も伺いました。子宮筋腫を調べるにはMRI検査が有効な事。「MRI検査というやつはフツーによくやる検査ですよ」的に教えられ、なおかつ同意書もホームセンターの会員カードを作るかの如く「ここに住所と名前、あと今日の日付。はぁいオッケーでーす♪」とカジュアルなテンションで署名させられて同意させられた(感じに思えた)ので形だけの手続きだと捉え、その場で深く読み込むことなく病院を後にしたんだけど・・・。


副作用がでる

きわめて稀に重篤になるケースもある

生命を守るために集中治療が必要

死亡率云々


と脅し文句があちらこちらに散らばってました。



生命保険の約款風情ではないA4サイズの用紙2枚にまとめられた「診療行為の合併症・危険性」が淡々と私に脅しをかけてきました。病院にリスクゼロなんかないんだろうけど、虹の柄の靴下先生から受けた説明の感じとこの同意書の雰囲気が醸し出してくる恐怖感に乖離が生じている。やだこわいー。


といいつつも受けたんですけどね。造影MRI検査。



MRI



でも造影剤よりギャー!だったのは、現時点で疑われる病名もしくは病態の記述。虹の柄の靴下先生の可愛らしくて愛くるしい筆跡で書かれた文字。その文字は子宮腫瘍。病院でもGoogleでもずーーっと「30歳以上の女性の20~30%に見られる症状」「悪さはしませんのでご安心を」「ぜんぜん珍しくないし」と言われ続けた私の「きんしゅ」


子宮筋層にできる良性の腫瘍 = 子宮筋腫


忘れていた。私は良性といえども腫瘍を抱えている身の上だった。造影剤が怖いとか嫌だとか言っている場合ではなかったのでした。もしかしたら「稀に悪性」の可能性もまだ残っているかもしれない。造影剤についてはもう迷うところありません。どんなものを身体の中に流し入れられようとも、私はビクともしませんから・・。


良性であれ腫瘍は腫瘍。悪性であることも稀にあるという。「結構な確率で皆さんお持ちですよ、筋腫」という言葉で自分を見失ってはいけない。己の身体と向き合う姿勢を正しい姿に矯正して子宮筋腫と向き合いましょう。そう思わせたMRI検査の同意書。もう腫瘍の文字のお陰で「極めてまれに重篤になるケース」がどこかへ飛んで行きました。


子宮筋腫のお陰で、病院には手術以外でも同意書がいる検査があるんだという事を初めて知った50代の始まり。ポピュラーだと思っていた子宮筋腫は子宮腫瘍と書き換えられ、同意書を取り付けないと血管に流せない造影剤を体内に注入しなくちゃならなくなった私。


子宮筋腫なんかチャッチャと取り除いて快適な生活を送るはずが造影剤の同意書で出鼻をくじかれました。今まで大きな病気に罹った事がなかったので知らない事がわんさか出てくる私の身体。命を懸けるレベルの造影剤を注入し(大げさかな)、良性と言い切られるも腫瘍なる子宮筋腫と格闘。



なんだか人生が横道にそれてきた感じっぽいわー・・・

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