さあ血液検査からもう一度【子宮筋腫の検査①】

さあセブンイレブン病院へ来ました!

2019年11月

改めて血液検査からスタート



ヘモグロビン/7.3 g/gL(下限値11.6)

ヘマトクリット/26.6 %(下限値35.1)

MCV/64.1 fL(下限値83.6)

MCH/17.6 pg(下限値27.5)

MCHC/27.4 g/gL(下限値31.7)

フェリチン/3.5 ng/mL(下限値30)

鉄(Fe)/10 ㎍/dL(下限値40)




貧血に関係する部分の数値を並べてみれば一目瞭然、すべて下限値を下回っていた私の血液。それぞれが何の役割を果たしているかの詳細はご説明頂けませんでしたが、「うん!鉄欠乏性貧血ですねー♪」と楽しそうに言われてしまった。患者の貧血をenjoyする医者が私の目の前におりました。きっと医者からすると、こんな数値は想定内だし珍しくないのでしょう。


血が薄いのか血が足りないのか。ヘマトなんとかやMなんちゃらはともかく、ヘモグロビンと鉄とフェリチンが足りてなかったのにはちょっと腰が抜けた(それでも普通に暮らせていた事に)。細部にまで気を配って食事するタイプではないけど、そこそこバランスはとれている食生活だと胸を張っていたのに撃沈。鉄分不足にならないようにするには食事に気を遣う事大前提と思っていたし、毎月の生理の時も、顔面蒼白になる感じはしなかったし、生理中と周りに気付かれることもなかった。人体はいったいどうなっているのでしょう。謎です。


「うん!鉄欠乏性貧血ですねー♪」と軽ーく知らされた貧血は、それが生きていく上に置いてどれだけヤバいかという事を医学的に説明されずに終わりました。あまりにもカジュアルすぎる宣告に「そ、そうなんですか・・」としか反応できなかった。たしかGoogle界隈では「貧血侮るべからず」的になっていたと思うけど。どうも情報乖離が起きている。田舎に住んでいるからだろうか。まあ子宮筋腫が原因(たぶん)だから、それがなくなってしまえば治るという見立てなんでしょうけどね。


検査


ところでこの病院の血液検査室。「患者様のプライバシー保護のためお渡しした番号でお呼びだし致します」と、ばっちり患者様のプライバシー保護致しますよ!と廊下に張りだしてあった。どこもかしこもプライバシー。そう思って行動してくれる部分は助かる事もあるけど、番号で呼ばれたいのはファストフードだけなんだよなあ・・・と思っていた矢先、私が呼ばれた。渡された番号札の番号で呼ばれた。


だがしかし、、である


「番号札〇〇〇番、〇〇〇番の患者様、★★ △△△様、採血室にお入りくださーい」と、渡された番号の後に続けてガッツリ上から下までフルネームを連呼された。私の姓も名もこの病院では患者様のプライバシーには該当していないみたい。看護師さんには数字に見える名前らしい。私のフルネームが採血室前の廊下に響き渡った。しかもスピーカーを通して。


ちなみに母が通っている病院は受付番号できっちり呼び出すらしいけど、お会計の時はフルネームでガンガンに呼び出されると言っていた。一生懸命あちらこちらで守ったプライバシーを、最後の最後で医療事務員が木っ端みじんにするシステムになっていると笑っていた。


やっぱり支払いは大事ですからね。トラブル回避は必須です。


「おはようございます!本日担当します〇〇です!検体の取り違えを防止するために患者様ご本人からお名前とお誕生日をお伺いしてますっ!おねがいしまっす!」と、患者自らプライバシー漏洩に加担しろと言ってきた。


そうですね。検体を取り違えないようにすることも大事です。トラブル回避は必須です。


見ず知らずのおじさまとおばさまに挟まれながら「生年月日は和暦ですか?西暦ですか?」と、大人の気遣いをチラつかせながら大きな声で本名と実年齢を公表しました。怖いものはありません。偽名も使わず年齢も偽らず、清く正しく50年間生きてきました。誰の前であっても全身全霊で叫べます。


この日、血液検査する患者が多すぎて思った以上に待たされた。普段見ない加藤浩次の情報番組を最後まで視聴した後、時間つぶしで小腹にドーナツとコーヒーを詰め込んでもまだ呼ばれない。大きい病院だから仕方ない。でも周りから人が消えていく。初診と再診の差なのだろうか、・・・と思いながらTVを見ていたら、どうも検査室の機械が故障したのが理由で、余分に待たされている人が発生している事が判明した。我慢できない誰かさんが看護師を問い詰めていたのが聞こえた。


そしてやっとの思いで招かれた診察室。子宮体がん検査と経腟超音波が待っていた。経腟超音波は想定内だったけど、するんだ・・子宮体がん検査。子宮筋腫の検査だからてっきりしないもんだと勝手に思っていたんですが。不意打ちだ。


何度やっても通っても慣れる事の出来ない婦人科での診察。健康のためだから仕方ないよねーと言い聞かせても、もうほんとに毎回苦行レベルの婦人科。だけど、歯医者に行くよりいいかなぁ。「おえぇぇっ!」っとなる事はないもんなぁ、婦人科。嘔吐反射がひどいので、歯医者は拷問レベルなんですよ私。


そして毎回おりものシートを持参することを忘れる。もちろんなくても診察は受けられるし病院から「どうぞお使いください」と頂けるのだけど、この部分、大人のマナーとして一度たりとも持参できたためしがない。なぜか私は婦人科検診を受けた時、この「おりものシートを持参しなかった」事に関して毎回ものすごい絶望感を味わうの。自分でも意味わかんない部分。


久々に受けた経腟超音波も子宮体がん検査も、相変わらずのドSな検査。でも年齢と共に肝も据わってきているので、検査されながらフツーにお医者さんとも看護師さんとも会話ができるようになりました。メンタルがダイヤモンド加工され、どんな衝撃を加えられてもキズがつかない50代で子宮筋腫が見つかってよかったです。これが30代だったなら・・・ああ考えたくない。


先生に関しては何も考えてなかったけど(紹介状で流されていった病院なので)、担当の先生は女医さんでした。そういえば昔(若い頃ね)は「女医さんのいる婦人科」を探してたっけなー・・としみじみしたけど、もう医者の性別はどうでもいい。治してくれるのならそれでいい。恥じらいより健康が大事です。


ただ担当に決まったこの先生。私の人生の中で3本の指に入る、知り合いの「不思議ちゃん」の1人と同じニオイが漂っていた。ええと・・どうしよう。ひとは見た目でもニオイでもない。中身です。たとえ今日先生が履いている靴下の柄が虹だったとしても、私の診察には何の影響もないと信じたい。


健康診断の時に、精密検査の病院をどうするかの選択を「院内売店の充実度」で決めてしまった事を虹の靴下柄を見た瞬間少し後悔しました。いまさら後戻りできないところまで来ちゃってるんでこのまま突き進むしか手はないんだけど、ちょっとだけ引き返せるのであれば、ちょっとだけ引き返してみたい。


でも話しやすそうな先生とお見受けしました。なんか思わぬ方向へいきそうになったら、50代の実力で圧をかけてねじ伏せれば丁寧に説明してできるだけ要望を聞き入れてもらえるようにすればいいかーと心に決めて、よろしくお願いしまーす♪と開き直ったはじめの一歩。


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