想定外の子宮筋腫で体験談ブログに逃げ込んだ50代


2019年10月の言われよう

筋腫筋腫ー♡おっきいもーん(先生談)

以上


とりあえず子宮筋腫ブログにフォーカスして自分の進むべき道を模索し始める。子宮筋腫ホルダーのお方たちは一体どのような日々を過ごしているのだろうと。奇襲攻撃のように「子宮筋腫」という病名を言い渡されてしまった私のアワアワした気持ちを治めるにはどうすればよいか・・。




この時点では「なに?子宮筋腫って」というレベルの私。50歳にもなって子宮筋腫何たるやよく知らず。「子宮筋腫あるよ」「子宮筋腫取ったよ」と世間話的体験談をざくっと聞かされた事はあるので響きと漢字は知っています。その程度です。こんなざっくりした感じって私だけなんだろうか。いい大人であればみんなちゃんと知っているのだろうか?子宮筋腫のこと。母親も子宮筋腫ホルダーだったけど閉経したら消滅したタイプ。子宮筋腫の摘出手術をした友人はいるが、何かにつけ自分のいい前が正しいと押し付けてくるタイプなので情報に中立性がない。正しく理解したい。心を落ち着けたい。その答えを見つけるためにはネット検索しかない。そう思った私はGoogleの森に飛び込んだ。


子宮筋腫とは

子宮筋腫 手術

子宮筋腫 大きさ

子宮筋腫 悪い

などなどなどなど・・・・



筋腫って・・筋腫って・・・・腫瘍だったんですね。子宮壁にできるこぶのような良性腫瘍で筋肉が異常増殖したものなんですね・・。良性とはいえ腫瘍は腫瘍。「きんしゅ」って響きでなんとなく薄められていた実態が、調べれば調べるほど悩ましい物体であることに気付かされて沼地に追い込まれていきました。


子宮がんや卵巣がんは最初からスパッと「がん」と言われるものだったので、それとなくビクビクして多少なりとも予備知識ありだったけど、子宮筋腫は完璧な盲点。自分がかかるかもしれない病気リストに含める事をしていませんでした。どうしてでしょう・・子宮を持ってこの世に生まれてきた人間であれば、子宮筋腫も予見しなければいけない疾患のひとつだと考えなければいけないはずなのに。いかんなぁ・・。



悩める50代
情けない50代(イメージです)



30歳以上の女性の20-30%にみられるとか、生理が始まった女性の4人に1人は子宮筋腫を持っているとか、すらすらっと書かれている子宮筋腫。でも公益社団法人 日本産科婦人科学会のホームページには「無症状の場合は治療の必要はありません」「筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなります。閉経すると逆に小さくなります」「がん(悪性の腫瘍)ではありません」と書かれているのですよ。まあほぼほぼ良性である筋腫みたいなので、できたからといってビビる事もないらしいのですが、「大きな筋腫は悪性の子宮肉腫との区別が難しいことがあります(大きな筋腫の約0.5%は子宮肉腫といわれています)」とさらっと書いて終わらせている。子宮筋腫にしっかりと目を通して知り始めると、安堵と不安が交互に襲ってくる。


で、私はその悪性と区別が困難な「おっきい子宮筋腫があるー♡」と言われたんですけどどうしたらいいんでしょう・・。正直なところ、○○学会やら△△クリニックなどといった医療分野に携わっているサイトではぶっちゃけたところがないんですね。まあそりゃそうだ。症状人それぞれだからお知らせ程度になるのは仕方がない。それでも説明書風情にまとめられた一般論では、私の気持ちは治まらない。


ホルモンが関与している・いまだ解明されてない・でも悪さはしないなどと言われても、子宮筋腫知識ゼロに近い私には”げぇぇぇっ”と思う事しかできないの。けれど、基本悪さをしない前提で上記のように語られている子宮筋腫だから、お医者さんもネットの情報もいたってクール。言いたいことはわかるけど、聞きたいことが書いてない。なので医学的な情報より個人の体験談のほうが有益だと考え、いろんな人のブログから子宮筋腫の情報を探してまわることにシフトチェンジ。


そう。今求めているのは個人の体験談。子宮筋腫ができていると知らされたその先の事。医者の目線ではなく患者の立場の情報。サラッとした健康診断(特定健診+子宮頚がん検診)で「おっきいもーん♡」と表現された子宮筋腫。大なり小なりで「アナタシキュウキンシュデス」と医者から診断を受けたみなさんの言霊が聞きたい。


私の子宮筋腫。最終的には「子宮の内側にできる粘膜下筋腫(小さめ)が山ほど」「子宮の筋肉の中にできる筋層内筋腫(小さめ)がたくさん」「子宮の外側にできる漿膜下筋腫(大きい&中くらい&小さめ)の中に変性筋腫がひとつ含まれる」のラインナップで構成されたものと判明した。多発性子宮筋腫として認定された私の筋腫。Googleの森を彷徨っていた時はまだ何もわかっていなかった時なので、「手術しない時の私の未来(に近い内容)」と「手術した時の私の未来(に近い内容)」を知りたかった。


だからブログなんですよ


あるじゃないですか体験談。ブログという名の体験談。私の未来が詰まってる。私より先行く諸先輩方のブログはとてもココロが安らぎました。単なる閲覧ではございません。情報収集です。手術した方してない方、入院中の心得に術後の体調。知りたいことが山ほど書いてある。私の子宮筋腫、この時点では何も詳細出てないのに、他人さまの体験談で私の脳内は手術して退院した状態になってしまった。手術日も確定していない時点で手術やり切った感。私のお腹には(仮)な傷あとができてました。こういうところ単純脳なんですよ。


辛い時期を乗り越えた人達のブログや、子宮筋腫ドーンとこい!的な頼もしい内容のブログが無知な50代を癒し励ましてくれました。今までブログというものに何の興味も示していなかった私が、力いっぱい全力で来る日も来る日も読み漁った。ブログ大絶賛。


まだ精密検査をしていないので、勝手に「私は〇〇したいです」とは言えない状態だけど、デカい子宮筋腫がある事には間違いないので、自分の方向性はある程度決めておかなくてはならないんですよね。今の時点で自分なりに。なので子宮筋腫センパイ方のブログでシュミレーション。



悩む
悩みますぅ


で、ブログ読み漁り過ぎて若干他人さまの意見に振り回されそうになる事しばしでしたが、この大きな子宮筋腫を抱えたまんまで年を取るより、傷が大きく残っても開腹手術で取ってもらおうと決めた。だって腹腔鏡手術に定評のある病院が見当たらないんですよ、私の周辺。もう健康になるならどんなことでも受け入れると決めた。切る。取る。私に様子見はない。


閉経の予感が全く漂っていない更年期の子宮筋腫は、比較的「とりあえず生理終わるまで逃げまくってみましょう」と提案されることが多いみたいだけど、58歳くらいで「逃げ切れませんでしたねーざんねーん♪」と言われるようなことだけは避けたいと考えた。体力や気力のあるうちに比較的先の検討がつけやすい今のタイミングで手術をしたいと思ったので、あとはひたすら手術体験記を探して読む読む読む読む・・・・。まだ精密検査も手術もしていないのに、全部やり切った感でココロがひたひたになってしまった。ひとの体験談でお腹いっぱいになりました。私はまだスタートラインにも立っていない時に、力いっぱいゴールのテープを切ってしまった。(この時点ではまだ精密検査もしていない)


単純な脳はこういう時便利だなーと思います。ドキドキしてナーバスになっていたはずなのに、なんでだかワクワクに移行しだした。まだ現実より妄想と空想部分が幅を利かせていた2019年11月上旬。


この頃は子宮筋腫と貧血に集中しすぎて、自分が更年期真っただ中だという事に気が付いていなかった。それらしい症状もありませんでしたしね。突然の子宮筋腫と貧血でビックリあたふたしていたけれど、まだこの頃は幸せだったなー。今ブログしたためながらメソメソしております。予想していなかった更年期症状からアタックされまくってる50代は、現在悶々とした状況に陥っています。


若返らなくていいけど、体調や健康に不安を感じていなかった頃に戻りたい。タイムマシンで行けるとしたら迷わず未来と答えてきた私が、この時から過去の栄光に目を向けた瞬間でした。






さいごに・・

私が逃げ込んだブログ、あぽりさんのブログ【絵日記でございます。】は日々の出来事・家族の事・あぽりさんの事などが、かわいいイラストと共に綴られています。あぽりさんと私は状態も術式も違うものだったけど、大変参考になりました。イラスト満載のブログは多少苦手な部分がありましたが、あぽりさんのブログはイラスト最高。楽しいです(ちなみにライブドアブログ)




時にブログは(特に体験談は)非常に有益

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